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DickEY SinG

社会の狭間のノモスの探求

建造物というよりもはや芸術!!個性的な建造物で溢れている「江戸東京たてもの園」は行く価値あり!!

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博物館が大好きな私ですが、東京屈指の屋外博物館「江戸東京たてもの園」まで行ってきました。明治以降のノスタルジイ溢れる建築は見所が満載でした。

アクセス

f:id:fervent-shine:20161007082211p:plain新宿駅からJR中央線に乗って西に電車で30分、武蔵小金井駅で下車。

駅の北口に出て、横断歩道を渡った先にある2番のりば・3番のりばから西武バスに乗車。

10分ほど乗った先にある小金井公園西口で下車すると目の前、小金井公園の中にその「江戸東京たてもの園」があります。

概要

f:id:fervent-shine:20161007082132j:plain江戸東京たてもの園は東京都内の歴史的建築物を移築し、見学しやすいように元の形を崩さずに改良を加えた屋外博物館です。

展示数は30棟ほどと建築博物館としてはかなり多く、またそれぞれの違いが際立った個性的な建築物で、一棟一棟が独立した博物館ともいえます。

案内員はボランティアとは思えないほど知識が豊富!!

f:id:fervent-shine:20161008022122j:plain一棟ごとにボランティアの案内係がおり、丁寧にかつ熱く「この建物はこういう歴史があり〜、この部屋はこうなっており〜」と語ってくださいました。私は博物館にけっこう訪れるのですが、こんなに熱く語っているのはあまりなく、ボランティアの方々の情熱が伝わってきました。

レトロ感溢れるキッチンは見ておくべき!!

f:id:fervent-shine:20161007092104j:plain現代の高機能なシステムキッチンや江戸時代以前の囲炉裏・かまどはイメージできる方が大半だと思います。けれども、「戦前のキッチンはこんなものだったんだ。」と思い浮かべられる方なんて、そんなにいないのではないでしょうか。

木製・石製の流し台木でできた冷蔵庫はアルミやプラスチック製に慣れた現代人の興味を引くものがあり、当時の人はこんな日常品が博物館になるとは思わなかったでしょう。なんでも、木製冷蔵庫は氷を使って冷やしていたそう。現代の冷蔵庫とは真逆の発想です。

かまど型炊飯器(というか、ほぼかまど!?)は現代人の発想の外にある画期的な製品です。どんな風に米を炊いていたのか気になります。薪をくべるスペースもなさそうで、かといって電気を使っている感じもしませんでした。なんとも不思議な製品です。

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漫画でしか見たことなかった五右衛門風呂がここに!!

f:id:fervent-shine:20161007093719j:plain五右衛門風呂はいまや博物館の中の存在のようです。事実、今までの人生で私が実際に五右衛門風呂を見ることはありませんでした。この江戸東京たてもの園はそんな数少ない五右衛門風呂を見ることができ、このような施設はそうないでしょう。

江戸時代は入浴はあまりしておらず、川で洗ったりすることが主流だったといいます。水道がない時代に風呂に水を入れるのは一苦労ですから、水道のありがたみを感じさせます。

なお、五右衛門風呂が火傷しないのは、底にすのこを敷いて(もしくは下駄を履いて)熱くなった鍋底を避けているから。ドラム缶風呂も同じ構造で、入浴中に火傷の心配をしなければならないなんてけっこう危なっかしいです。なお、下の風呂の名称は鉄砲風呂というらしく、ちょっとは安全になった風呂ということです。

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銭湯は男女の敷居が低すぎてヤバい!!

f:id:fervent-shine:20161007094156j:plain戦前は家にお風呂がない家庭も珍しくなく、そのような家庭は銭湯に通っていたそう。江戸東京たてもの園の最奥にある子宝湯は銭湯を移築した建物。外観をみた印象はまるで神社やお寺のようですが、中はそんな厳粛さとは無縁の俗世間っぷり。異性の脱衣所が丸見えという節操のなさは驚愕です。

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デ・ラランデ邸ではレトロな館内で食事が楽しめる!!

f:id:fervent-shine:20161007094800j:plain美術品に囲まれた中で食事会をするのは一般庶民の夢ですが、このデ・ラランデ邸はそれが現実に叶えられて上流階級の気分が味わえる茶房です。高価なカーペットを敷きつめた19世紀後半の装飾で彩られた奢侈な内装が特徴で、このような邸内で食事が味わえるのは盛り上がるものです。私が訪れたのは15時ごろでレストランが閑散とする時間帯ですが、この茶房は満席で賑やかになっていました。f:id:fervent-shine:20161007094858j:plain

バリアフリーが行き届いて車椅子の方でも問題なく見学できる!!

f:id:fervent-shine:20161007095559j:plain車椅子の方が立体的である建築物を見学するのはかなり難しいものですが、江戸東京たてもの園はバリアフリーが行き届いています。それぞれの邸宅は車椅子専用の入り口が設けられ、中にはエレベーターまでついている邸宅もあります。本来、建造物の博物館はバリアフリーが難しいものですが、元の価値を損ねないままバリアフリー化する工夫は健常者でも目を見張るものがあります。

情緒あふれる懐かしの黒電話を発見!!

f:id:fervent-shine:20161007100403j:plain黒電話を使っている家庭はもういないのではないでしょうか。私の幼い頃に祖父宅で使っていたのですが、すぐにボタン式の電話にとって代わりました。昭和といえば黒電話、というほど親しみがある小物ですが、江戸東京たてもの園はこのような昭和の小物が至る所に展示されています。

レトロな建物が立ち並ぶ博物館ですが、置いてある小物もレトロ感があるものばかり。中には何に使うのかわからないものもあって、見る価値が大いにあります。

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商店街は日本を象徴する街並みを作れたかも!? 

f:id:fervent-shine:20161008023729j:plain日本の街並みはどこもコンクリートで形どられた画一的なつまらない街並みですが、昭和前期の商店街は趣があって見応えがあります。今では高いビルの間にひっそりとある古臭い昭和の遺物も、リニューアルして周りと調和すれば日本を象徴する街並みとなったかもしれません。

このような建造物を看板建築というらしく、洋風な外観を持った町屋だと思えばわかりやすいです。外観は現代建築より個性的で、レンガ風からギリシャ風までいろんなデザインが軒を連ねており、見ていて飽きが来ません。

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 きらびやかな建造物を見るのも楽しい!! 

f:id:fervent-shine:20161008024831j:plain旧自証院霊屋は徳川家光の側室を供養するために建立した霊屋ということ。将軍家にゆかりということで、日光東照宮ほどとはいわないまでも、きらびやかな装飾は目をひきます。東大寺の大仏殿なども作られた当初はこのような装飾で彩られていたというので、日本建築本来の豪華さを見ることができるスポットです。

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その他

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 終わりに

f:id:fervent-shine:20161008025747j:plain戦前の建築を見てみたいのなら、この江戸東京たてもの園はオススメです。和風建築はもちろんですが、和洋折衷建築や写真館など、今では田舎でも滅多にみられない個性的な建造物で溢れています。しかもその大半が屋内を見学できるので、私も胸が高鳴りながら写真を撮りました。カメラの画角の関係のため、それほどいい写真が撮れた訳ではないのですが、見るだけでも充分楽しめました。なによりいいのが、一棟ごとにボランティアの案内員がいて、きちんとした説明をしてくれるので、知識を広げたい方や趣味として訪れる方にはサービスが行き届いた博物館です。

なお、訪れている客層は平日の昼間ということもあって年配の方が多かったのですが、若い女性の方や幼い子供を抱えた家族もいて、私だけが浮いているという感じがあまりなかったのがいい点でした。休日だったら、もっと幅広い客層だったのかもしれません。

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